関東製作所の取り組み
環境への配慮
ものづくりに携わる企業の責務として
地球温暖化に代表される環境問題は、SDGs(2030年までに持続可能でよりよい世界を目指すという国際目標(2015年9月の国連サミット採択「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載))の17のゴールと169のターゲットにも大きく関わっています。そこでは、水や気候変動、海や陸の豊かさを守ろうという目標が掲げられています。
水は重要な資源であり欠かすことができない存在ですが、2015年時点で世界人口の約9%が不衛生な水しか利用できていない状態です。気候変動はメタンや亜酸化窒素などの温室効果ガスによる地球温暖化現象が原因と言われていますが、1880年から2012年の間に0.85℃気温が上昇。世界の平均的な海面水位は1901年から2010年の109年間で0.19m上昇しています。海洋汚染の問題も深刻化しており、2010年には不適切に廃棄されたプラスチックごみのうち、480万tから1,270万tが海洋に流出したと考えられています。
また、森林の減少は生態系の変化にも影響を与え、2016年には絶滅危惧種は23,928種と報告され、2015年より600種以上も増加。一方で、世界の約16億人以上が森林に依存して生計を立てています。
株式会社関東製作所では、ものづくりに携わる企業の責務として、「環境への配慮」の点に於いて、4つの活動を推進していきます。
関東製作所の取り組み
社内外への教育活動
自ら学ぶために、管理者が学び、社員が学ぶ
社員は自ら学び、そして成長し、それが会社の成長に繋がります。ですが、簡単に「自ら学ぶ」と言っても、会社が何を求めているか、社員が成長するために何を学べばよいのか。そのベクトルを合わせるために、株式会社関東製作所では社員への教育の機会を設けています。
例えば管理職への研修。管理職は部門の目標を持っており、その達成が会社の目標達成となります。ですが、部下1人1人が目標を達成できなければ、部門の目標達成も困難です。どのように部下に各々の目標を達成させるか。まずは管理職自身が学び、成長することになります。
また、弊社では外国人スタッフも受け入れています。仕事上はもちろん、日本での生活では日本語会話能力の向上が不可欠です。そこで弊社では、外国人スタッフ向けに日本語学校への通学をサポート。また入寮時には生活習慣の指導や寮付近の案内、必要物資の購入も手掛けています。その他、工場のある自治体イベントへの参加や、弊社の技術やノウハウなどをオンラインで紹介するセミナーも開催。
今後も弊社では多方面での「教育」に力を入れていきます。
関東製作所の取り組み
未来の会社の在り方
労働力の多様性に向けた様々な取り組み
SDGS活動の中で、中小企業である弊社が出来ることとは何か。それを常に考え、企画し、実行していきたいと考えております。
昨今、日本でも男女平等な社会が求められ続け、近年ようやくその兆しが見えてきました。しかし、依然として改善が不十分な部分は多く、差別が顕著に現れている部分は存在しています。
例えばジェンダー平等の実現。男性と女性とでは、「期待されること」や「課せられる責任」「意思決定の機会」「賃金」などに差が生じる場面が見られます。ですが世界に目を向けるとドイツでは「女性クオータ法」が制定され、役員や管理職一定比率で女性を登用する義務を企業に課したり、フィンランドでは出産育児休暇として両親がそれぞれ164日間の有給育児休暇が取得できるようになっています。日本政府も2016年に「女性の活躍推進のための開発戦略」を発表、母子保健サービスの拡大や女性に配慮したインフラ整備などを取組として掲げています。
弊社に於いては、女性の雇用率アップやリーダー登用の推進、高齢者が働きやすい職場環境の創造、障がい者の積極採用など、労働力の多様性に向けて様々な取り組みを検討実施していきます。